7月29日

私の高校時代はQueen一色であった。

「オペラ座の夜」の中に「Seaside Rendezvous」
と言うアップテンポの軽快な曲がある。
凝りに凝って例外に漏れずトラックを重ねまくった
Queenにしか作れない曲であるのだが、後半に
フレディが2小節で8音すべて半音ずつ落としながら
歌う箇所がある。

浮き世の現実を知らず、夢想の中に生きる多感な
十代の私には、今まで踊っていた音符たちがこの箇所に
来ると譜線からポロポロと落ちて行く、そして一緒に
踊る自分もその音符たちといっしょに落ちて行く、
そんな強烈な錯覚に捕われていたのである。

今回のイメージはその「Seaside Rendezvous」
であったのだが、出来上がると溥儀のベッドと
なっていた。

ここでラストエンペラーのごとく、Opiumを吸い
下女と戯れたかと思うと、ベッドの引き出しから
そっと蟋蟀を入れた箱を取り出して、瞬間に
少年に戻ってしまうのである。

囚われの身であるのだから、やはり
明かりのあるうちに、生を楽しむしか無さそうである。


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この記事へのコメント

マルクス主義ブラザーズ
2008年09月30日 00:36
僕は、この白いアルバムでQueenを聞くのを止めたけれど、それは次の黒い奴に意味を見つけ出せなかったから。
音楽に意味を求めるってのも可笑しなものだけど、A night at the opera に A day at the race ときたら嫌でもマルクスブラザーズに辿り着く(ひねりも何もない)。せめて音世界だけでも、そうだったのか・・・があれば。
さて、溥儀の次は何?赤い皇帝のおでましかしら?
大岩俊行
2008年09月30日 00:36
マルクス主義ブラザーズ様
うわ〜〜、これは凄いコメントが来た!さて、どこから始めようか。。「華麗なるレース」が「オペラ」を超えなかったのは確かですが、「オペラ」の余韻で十分に聞けるエピローグです、私には。私には彼らの最高傑作はいつまでも「somebody to love」ですから「華麗なる」は捨てれないんですね。あと私は小説でも絵画でも建築でも特に音楽において何処から作ったのか、書き出しがや描き始めが何なのか解らない作品をこよなく愛してしまうのです。幻惑されていたいんです。
さて、次はどうしよう?溥儀ときて赤の皇帝だとそれこそ直球でしょ?「ドロロンえん魔くん」のエンディングテーマのイメージで何か作りたいな。。。。

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